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- 2018.12.29 Saturday
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まず入った所が1階大広間。スゴイわ、ピッカピカ(笑)
両サイドには王家の肖像画が掲げられ、中央にはコア材の階段があります。
飾り棚には数多くのお宝が並べられ、中には日本との交流を偲ぶ菊の御紋入りの花瓶もありました。
最初に通された部屋は、「青の間」と呼ばれる応接間。
当時と同じ美しい青色に張り替えられた椅子やカーテンは、まさに「青の間」と呼ばれる由縁です。
ここには、カラカウア王やリリウオカラニ女王の大きな肖像画があります。
その隣にあるのが「正餐の間」ダイニングルームです。
テーブルの上には食器が並べられ、周りには各国から贈られた肖像画が並んでいます。
ハワイ王国の国際交流の広さを物語ります。
隣には、地下のキッチンからお料理を運ぶエレベーターや、当時としては非常に珍しい水洗トイレがありました。
次は2階に案内されました。
コア製の階段は使用禁止なので、1970年代に設置されたエレベーターで上がります。
2階広間
中央のテーブルはオリジナルで、たいへん貴重なものだそうです。
2階は王様の家族の私的空間です。
広間を挟んで「カラカウア王の寝室」「王の執務室」「黄金の間」が並び、その向かい側に「リリウオカラニ女王幽閉の間」「カピオラニ王妃の寝室」があります。
まずは、カラカウア王の寝室
新しいものが好きなカラカウア王は、1890年代の王の寝室の写真を残しています。
それをパネル展示したところ、海外に散失した家具や調度品の居所が分かって、戻ってきたそうです。
奥にはタワールームと呼ばれる小部屋があります。
タワールームは宮殿の四隅にあり、ここでカードゲームなどをして遊ばれたそうです。
王様のベッド。
ただし、このベッドは復元されたもので、本物は見つかっていないとか。
王の執務室
ここには王の蔵書やコレクション、手紙などが展示されていました。
手紙はハワイ語、英語、ラテン語、フランス語で書かれているとか。すごい!
「黄金の間」
陽気な王様が、音楽を聞いてリラックスしたという部屋です。
カピオラニ王妃の肖像画の下に、日本ゆかりの「ついたて」があります。
そして2階広間の向かい側にあるのが「リリウオカラニ女王幽閉の間」です。
カラカウア王の後を継いだリリウオカラニ女王は、白人勢力が台頭してきたハワイを、もとのような王権に回復する新憲法を布告しようとしました。
しかし有力白人一派に漏れてクーデターが起こり、リリウオカラニ女王はこの部屋に幽閉されました。
女王は、幽閉されたその日から、キルトを作り始めたといいます。
クレイジーキルトと呼ばれる手法のキルトで、そこには女王の様々な記録が記されています。
また「幽閉の間」の入口には、当時としては大変モダンなシャワー付き浴室がありました。
そして隣の「カピオラニ王妃の寝室」です。
この部屋には、明治天皇から贈られた壺が展示されています。
元は一対あったそうですが、王朝崩壊の時に散失したため、ひとつしか残っていないそうです。
いつか戻ってくると良いのにね〜
カピオラニ王妃のベッドには、中国製シルクのベッドカバーがかけられています。
これはオリジナルだそうです。
そして再び1階に降り、最後のハイライトは・・・
シャンデリアとワインレッドの絨毯。金の調度品で飾られた「王座の間」です。
ここで舞踏会が行われていました。
この素晴らしいシャンデリアと金箔で縁取られた3面の大きな鏡はオリジナルです。
また当時の絨毯は、王朝崩壊後、資金難のため切り売りされたそうですが、たまたまその一片が発見されたため、それを基に同じデザインで作りなおされました。
本当に素晴らしい宮殿ですね。
そして、それを本来の姿に戻そうとされているスタッフの方の努力に敬意を表します。
さて宮殿内の案内が終わり、靴カバーを返して、地下のギャラリーに入りました。
地下では、当時のキッチンが再現されています。
また地下のギャラリーには、数々の勲章や宝飾品、当時の椅子などが展示されていました。
ミュージアムショップには、記念品なども販売されていました。
ガイドツアーは1時間半くらいかかりましたが、とても丁寧に説明して頂き、また見所も多くて、あっという間に時間が経っていたという感想です。
ここは、ハワイのお勧め観光ポイントですね。
次は「ハワイの旅〜3日目 ダイヤモンドヘッド登山」です。