JUGEMテーマ:国内小旅行



高知城は、関ヶ原合戦の功績で遠州(現:静岡県)掛川より入国した山内一豊により築城されたお城です。

慶長6年(1601)秋から、築城家として知られた百々越守安行を総奉行として築城を開始したそうですが、難工事のため、ほぼ全城郭が整ったのは10年後だったそうです。
でもその時にはすでに一豊は亡く、二代目藩主・忠義の治世に移っていました。

山内一豊像




 


それから100年余り後の享保14年(1729)に城下町で大火があり、天守閣をはじめ城郭のほとんどが焼失したそうです。
しかし、追手門だけは奇跡的に残りました。

追手門

大火の後すぐ城郭の再建が始まったのですが、財政難のため、天守閣が復興されるまで20年以上の歳月がかかったそうです。

その後、明治維新により廃城となり、二の丸、三の丸などの建物は取り壊されましたが、天守閣を始め、本丸の建物はすべて残りました。
江戸時代から残る天守は国内に12か所しかなく、高知城もそのひとつに数えられています。




山内一豊以上に有名な妻の「千代」さん。

一豊が名馬を買いたいがそんな大金がないと残念がっていると、千代が黄金10両をポンと差し出したという逸話。
また上杉討伐で関東にいる一豊に、千代が機転を利かせて西軍挙兵の密書を届け、家康への忠誠を示したという逸話。
そんなこんなの内助の功で、一豊は土佐一国の領主となりました。
千代さんあっての一豊です。

考えてみれば、奥さんの像があるお城って、高知城だけでしょうね。




三ノ丸石垣

かつては三ノ丸には御殿があったのですが、明治維新で廃城となって取り壊されました。

石垣から飛び出している「石樋」

高知県は雨が多いので、城内には多くの水路が設けられ、この石樋で排水しています。
現在16か所も残っているとか。



二ノ丸跡

二ノ丸にも、政務をとる表御殿と藩主が日常の生活をする奥御殿が連続して建てられていたそうですが、今は広場になっています。




本丸の天守閣と本丸御殿

天守閣は外見四重(内部3層6階)高さ18.5mの望楼型天守で、大火の後に再建される時に、創建当時の様式を踏襲して建てられたそうです。

また本丸には、天守閣・本丸御殿のほか、納戸蔵・廊下門・東多門・西多門・黒鉄門などが残っています。
本丸の建築群がすべて現存しているのは、高知城だけとか。



高知城懐徳館入口
「懐徳館」とは本丸御殿の事です。



本丸御殿の中に入りました。

この欄間に注目!オシャレでしょう?

これは、土佐の黒潮の波をかたどった欄間で、土佐の左甚五郎と言われた名工・武市高朋の作と伝えられているそうです。
現代人が見ても、なかなか良いセンスだと思いませんか?


奥にある上段の間の床には、15代藩主・山内容堂の詩書「夕暮曲」(複製)が掛けられ、左側には「武者隠し」がありました。





本丸御殿にはお庭があり、その土塀に横長な窓がありました。

まさか、ここから鉄砲を撃つの?
逆に撃たれそう・・(笑)

いやいや、鉄砲を撃つのではありませんでした。
「物見窓」です。

敵兵全体の動向を把握するため、大きな窓が切り抜かれているのです。
この「物見窓」が残っているのは高知城のみだそうです。



本丸御殿から順路に沿って天守閣に入りました。

江戸時代の高知城の模型

当時はこのように、本丸や二の丸・三の丸にたくさんのて建物があったのですね。


お城の階段は何処も急勾配です。



最上階には、高知城の特徴である高欄がありました。








天守閣から降りて、次は東多門に入りました。
ここには「長宗我部氏と一両具足」についての展示。

その奥の廊下門には、土佐の陶芸についての展示、そして幕末志士たちに関するパネル展示等がありました。


また納戸蔵には、駕籠や、高知城内で使われていた欄間等が展示されていました。





黒鉄門



黒鉄門につづく白壁の塀には、丸・三角の「矢狭間」がたくさんあります。


一豊が藩主として高知に来た頃には、まだまだ旧領主である長宗我部氏の一両具足たちが不穏な空気を漂わせていました。
お城の防御も完璧にしたのでしょうね。


防御といえば、当時のものが現存するのは高知城だけいという「忍び返し」
うっかり見落としてきました( 一一)

パンフレットの写真でお許しください<m(__)m>











 

  • 2017.05.23 Tuesday
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Comment
高知城、いったかどうか忘れました〜

奥さんはいつの世も強いですね〜
  • シネマ大好き娘
  • 2016/05/31 04:18
老生が40年振りに行った高知城土砂降りの雨でさっぱりでした。
山内一豊騎馬像は当時ありませんでした!
見事な写真ばかりです!感嘆!
高知城、行ったことがないので、いつか行きたいと思っています。

千代さん・・・おデブちゃんの像ですね(^_^;)
仲間由紀恵さんのイメージが崩れる〜(笑)

さすがめりいさん、細かく取材されていて感心しています。
  • しずか
  • 2016/05/31 13:24
シネマさん。

実は私も20年ほど前に高知に行ったのですが、その時に高知城に行ったのか、行かなかったのか・・思い出せないのですね。

シネマさんと同じね。

  • めりい
  • 2016/05/31 15:49
四方さん。

40年前に高知に行かれた時にも大雨だったのですか。

高知はよく雨が降るそうですが、こんなお天気の良い日に行けた私はラッキーなのですね。
  • めりい
  • 2016/05/31 15:51
しずかさん。

千代の像・・確かに・・(笑)

高知城の高欄に立った時、大河ドラマで一豊と千代がここに立って城下町を眺めていたシーンを思い出しました。

しずかさんも、また行って下さいね。
  • めりい
  • 2016/05/31 15:54
”うっかり見落としてきました”、なんの、許す!

昨日は草の上で息子のお付き合い、今日は午前中日課の三上山。ちょっと疲れて昼寝の後、早くも&#127866;のグラス片手に。でも、そんなん飲んでる場合ではない! 高知城ってもの凄いんですね。

江戸時代の本物がこれだけ残っているんですか。奥さんの像があるお城も見たことありません。

いやー、豊富な情報に感謝です。許すもなにも・・。

  • Kenny
  • 2016/06/01 17:14
kennyさん。
毎日三上山に登っておられるのですね。
その後にグラス片手に・・それもいいですね〜(笑)

先日、私は地下道の階段で転び、足を捻挫しました(*_ _)
kennyさんのように日々鍛えておくと、そんなドジなことはなかったでしょうに・・・

反省しきりです。



  • めりい
  • 2016/06/02 22:05
他の方も仰ってますが、千代さんの像…えーと…
「たよりになる姉御!」
って感じですね(^^A)
この人についていけば一乃も出世できるかも(笑)

黒鉄門へ続く道、右側には壁があるのに、左側にはないので、歩くのちょっとこわいかも(^^A)

懐徳館入口は一瞬彦根城を(何櫓か忘れましたが)思い出しました。ここに似ているような場所があったような…???

え!?捻挫されたのですか!?
足の捻挫だと歩くのも痛みがあって大変なのでは…
どうぞお大事になさってくださいませm(_ _)m
でもりっぱなお城ですね。でも見る人が違うとこんなブログが出来るんですね。めりいさんに祝杯。
でも高知の城をつくった山内一豊さんはりっぱ、掛川から高知にいったときは、長宗我部の子孫で苦労したんですね、幕末の子孫もりっぱ。でも千代さんは滋賀県の人だから愛着がありますね。
  • そば打ちおじさん
  • 2016/06/04 01:21
功名が辻の時に、高知に行きました。
なつかしい場所の記事を見て思い出しています。

真田幸村と一豊は、戦ったのでしょうか。
  • ラメール
  • 2016/06/04 13:01
一乃さん。

この千代さん、かなりメタボですね。
ダイエットしなくっちゃ・・(笑)

高知城懐徳館入口の様子、そういえば彦根城の入り口と似ていますね。
ただ、この先に本丸御殿の建物と天守閣がくっついているのが珍しい形式でした。

捻挫の件。
暖かい言葉をありがとうございます。
ずっこけた時には「歳だな〜」とへこみましたが、湿布を貼るだけで回復したので「やっぱりヤングだ!」と喜んでいます(笑)
  • めりい
  • 2016/06/04 22:02
そば打ちおじさん。

山内一豊が高知を拝領したというものの、前領主の長宗我部家臣団が抵抗して大変だったそうですね。

そのため、まず井伊直政が浦戸一揆を押さえて長宗我部家臣団との和睦を図り、さらに一豊の弟が一足先に土佐へ入国して人心を安定させて、ようやく慶長6年に一豊が入国したそうです。

千代さん。
近江出身説と郡上八幡説がありますが、私たちとしては近江説をとりたいですね。
  • めりい
  • 2016/06/04 22:15
ラメールさん。

そうそう何年か前、高知城や浦戸城跡など行かれましたね。

山内一豊は関が原へ出陣しましたが、この時すでに高齢だったので、後方に布陣しています。
真田信繁は、上田城で秀忠を相手に戦いましたね。

大阪の陣の時には、すでに一豊は亡くなっています。

そう考えると、家康は長生きでしたね。
だから天下を取れた・・

長生きはするものですね(笑)
  • めりい
  • 2016/06/04 22:20





   

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