青森県の旅、2日目は「恐山」へ向かいました。
恐山は、下北半島の真ん中辺りにある標高878mの霊場で、高野山・比叡山と並ぶ日本三大霊場のひとつです。
私はこれで三大霊場クリアできます(笑)・・・って言っても、あまり自慢できるものではありませんが・・
さて、車はナビ様の指示に従って野辺地から「下北半島縦貫道路」に入りました。
恐山まで71kmと書いているので、あれ?こんないい道があるのかしら?と思っていたら、通れるのは途中まで・・・(T_T)
近い将来この道が完成したら、恐山も身近なものになるでしょうね。
恐山山頂近くになると、道の両側にこんなお地蔵様が点在しています。
雪の多い地域ゆえの防寒対策でしょうか(笑)でも、どこか心あたたまるものがあります。
山頂付近はすごい霧。不気味な感じ・・・
そして少し下るとぱっと視界が開け、そこには三途の川とそれにかかる赤い太鼓橋がありました。
後ろには、美しい水をたたえた宇曽利山湖があります。
総門
六大地蔵
山門、そしてその前にお地蔵様と風車。
地蔵殿
恐山の境内には温泉があります。
手前が女湯、向こう側が男湯。入山料500円を払っているので、入浴料はそれに含まれます。
お清めの意味もあるので、入っている人もたくさん見かけましたが、私は時間の都合でパス。
そしてこの先は、殺伐とした風景の「地獄」と美しい湖の「極楽」が広がります。
みたま石
無間地獄
子供の頃、賽の河原の御詠歌を習いました・・・古っ!
ひとつ積んでは母のため・・・(笑) ここは、その賽の河原です。
血の池地獄
宇曽利湖を背景にお地蔵様がいるこの辺りは極樂ケ浜・・・あ〜救われた!
左側の鐘は「希望の鐘」右は「鎮魂の鐘」。鳴らしてみたら、耳をつんざくような大きな音。ボリュウム大き過ぎ(笑)
胎内くぐり
そしてまた地獄・・・重罪地獄?!これは身に覚えがありませ〜ん。
金堀地獄・・一生、金を掘り続けて外には出られないってことかな?
と言うことは、お金を手にしても、使えないって事?
どうや地獄・・???どうやって、なんや?
境内を一周するのに40分くらいかかったでしょうか。
極樂はほんの一部で、ほとんどが地獄でした。
それは人の人生を暗示しているような気がしました。