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近江八景とは、室町時代後半から江戸時代初頭にかけて、近江国(滋賀県)にみられる優れた風景を八景選んだものです。

多くの文人・墨客に好まれ、江戸時代後半になると歌川広重の浮世絵にも描かれました。

歌川広重の浮世絵はコチラで見られます⇒大津ガイド



その一つ「矢橋の帰帆」
江戸時代、東海道を行く旅人にとって、矢橋(草津市)から舟でびわ湖対岸の石場(大津市)に渡るのが近道でした。
しかし時には突風により出帆できないこともあり、やっぱり遠回りでも瀬田の唐橋を歩いて渡るほうが確かであるという事から「急がば回れ」ということわざが生まれました。

歌川広重は浮世絵に、矢橋港に向かって湖上を進む帆船の群れを描いています。


矢橋には、今も常夜燈が残ります。




近くには、樹齢250年のイチョウの木が一本そびえています。
イチョウの木は幹に水分が多いことから、港の蔵宿や旅宿の防火のため植えられたと伝わります。
また湖上より矢橋を目指すための目印にもなりました。



「菜の花や みな出はらひし 矢走舟(やばせぶね)      蕪村

石場に渡ろうと矢橋港まで来たけれど、昼間は渡し舟がみな出はらっていて静かである。
港の周辺は一面菜の花畑で、春風に包まれている。



蕪村の俳句にも詠まれた矢橋の渡し舟も遠い昔の事となり、今では草津市と大津市の間には「近江大橋」が架かっています。










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近江八景とは、室町時代後半から江戸時代初頭にかけて、近江国(滋賀県)にみられる優れた風景を八景選んだものです。

多くの文人・墨客に好まれ、江戸時代後半になると歌川広重の浮世絵にも描かれました。

歌川広重の浮世絵はコチラで見られます⇒大津ガイド



その一つ「石山の秋月」
石山寺は聖武天皇の勅願により、奈良時代に創建された由緒ある寺院です。
ここに紫式部が参籠し、湖面に映えて美しく輝く中秋の名月を見ながら「源氏物語」を執筆したといわれています。
石山から見る満月は、人に創作意欲をフツフツと沸かせるのでしょうね。



石山寺は、春には桜、秋には紅葉の美しい寺院です。


大津市の観光キャラクター「おおつ光ルくん」です。
年齢は12歳。光源氏が元服した時と同じ年齢だそうです。
石山寺を中心として、様々な観光イベントで活躍中です。


石山寺の名前の由縁となった奇岩「硅灰石」。天然記念物に指定されています。
近くで見ると、その大きさに驚きます。



本堂は、滋賀県内木造建築の最古のもので、内陣は平安時代中期、外陣は淀殿の修補になるものです。



石山寺は、西国巡礼一三番の札所。ただし、本尊観音は勅封となっています。



本堂の横には「源氏の間」があり、ここで紫式部が源氏物語を執筆したといわれています。



庭にも「源氏乃苑」があります。



紫式部の像



また毎年「中秋の名月」には観月会が催されています。
石山寺で満月を見たら、紫式部に負けない小説が書けるかも知れませんよ(笑)



石山寺の所在地:大津市石山1−1−1
アクセス:京阪電車石坂線「石山寺駅」より徒歩10分。
      京阪バス「石山寺」よりすぐ
拝観時間:8:00〜16:30
駐車場:普通車140台 600円









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近江八景とは、室町時代後半から江戸時代初頭にかけて、近江国(滋賀県)にみられる優れた風景を八景選んだものです。

多くの文人・墨客に好まれ、江戸時代後半になると歌川広重の浮世絵にも描かれました。

歌川広重の浮世絵はコチラで見られます⇒大津ガイド



その一つ「瀬田の夕照」
瀬田の唐橋は、京へ登る軍事・交通の要衝であり、古来より「唐橋を制する者は天下を制する」と言われるように度々戦乱の舞台となった所です。
しかし瀬田川に架かる唐橋の姿は美しく、歌川広重が浮世絵に描いたことにより、その名は全国的に有名になりました。



瀬田の唐橋は、宇治橋・山崎橋とならんで、日本三名橋・日本三古橋の一つとされています。
また日本の道100選にも選ばれています。


今でも交通の要衝で、多くの車が行き交います。


昭和54年(1979)に木像の橋から現在のコンクリート製になりましたが、橋の特徴である擬宝珠は歴代受け継がれています。
そして昨年(2012)木造の橋をイメージする唐茶色に塗り替えられました。


瀬田の唐橋の東側に、石標があります。ここは唐橋の絶景ポイントなのでしょうね。
夕日の時間にこのあたりから見れば、茜色に染まった唐橋が見られるのかも。



瀬田川といえば、明治2年に蒸気船として就航した「一番丸」を現代によみがえらせた「瀬田川リバークルーズ」が航行しています。


この船で、近江八景「瀬田の夕照」や「石山の秋月」の舞台を巡る船旅が楽しめますよ。

詳しくは⇒http://www.lakewest.jp/


瀬田の唐橋所在地:大津市瀬田1丁目
アクセス:京阪石坂線「唐橋前駅」から徒歩5分


 

 

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近江八景とは、室町時代後半から江戸時代初頭にかけて、近江国(滋賀県)にみられる優れた風景を八景選んだものです。

多くの文人・墨客に好まれ、江戸時代後半になると歌川広重の浮世絵にも描かれました。

歌川広重の浮世絵はコチラで見られます⇒大津ガイド



その一つ「粟津の晴嵐」

京へ向かって旧東海道を歩くと、瀬田あたりから美しいびわ湖の展望が開けてきます。
当時は瀬田から膳所へと続く湖岸に松並木があり、びわ湖の景観をより一層美しく見せた事でしょう。
「晴嵐」の語源は、強風に松の枝葉がざわめく様子を「青嵐」と言った事から・・とか。
歌川広重は、湖岸の松並木沿いを歩く旅人の姿を浮世絵に描いています。


大津市のなぎさ公園には「粟津の晴嵐」の石標があります。


旧東海道より湖岸側に整備されたなぎさ公園は4.8劼砲發錣燭訥垢じ園で、散歩コース、ジョキングコースとして人々に親しまれています。
後方に見えるのは近江大橋です。



また公園には、「晴嵐⇒青嵐」ゆかりの松林もあります。


ちなみに、旧東海道沿いにあった松林は、今も国道沿いに少しだけ残っているそうです。




また当時の粟津ー膳所周辺は、徳川家康が築城した膳所城の城下町として栄えていました。
今も膳所城本丸跡は公園として、人々の憩いの場となっています。

膳所城跡公園




膳所城址の石碑


膳所城跡公園は、桜の名所として有名で、春には大勢の人で賑わいます。




粟津の最寄り駅:JR琵琶湖線「石山駅」

膳所城跡公園
所在地:大津市本丸町
アクセス:京阪石坂線「膳所本町」から徒歩10分
駐車場:無料駐車場があるけれど、満車のことが多いようです。













 

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近江八景とは、室町時代後半から江戸時代初頭にかけて、近江国(滋賀県)にみられる優れた風景を八景選んだものです。

多くの文人・墨客に好まれ、江戸時代後半になると歌川広重の浮世絵にも描かれました。

歌川広重の浮世絵はコチラで見られます⇒大津ガイド



その一つ「三井の晩鐘」

滋賀県大津市にある三井寺の鐘は古来より音色のよいことで知られ、「形の平等院」「銘の神護寺」とともに「音の三井寺」として日本三銘鐘のひとつに数えられています。
歌川広重の浮世絵「三井の晩鐘」では、三井寺を後方の山の上に描き、遠くより響き渡る鐘の音を表現しています。
人々が帰路を急ぐ夕暮の時、三井の鐘の音はびわ湖の湖上までやさしく響き渡っていったのでしょうね。



歌川広重が浮世絵に描いた三井寺の鐘は今も同じ物が使われています。

三井寺の大門(仁王門)


荘厳な金堂


金堂のすぐそばに、近江八景「三井の晩鐘」があります。


鐘楼(国の重要文化財)


300円を納めて入口から入ります。


入口はどこかと思ったら・・


こんな小さな戸をくぐって入るのです(笑)


三井寺に古くから伝わる初代の梵鐘はひびが入ったため、慶長7年(1602)に二代目が鋳造されました。
歌川広重が浮世絵に描いたのがこの二代目の時代です。


福が授かるように、ゴーンと鐘を打ち鳴らしてみました。
予想以上に重くて、小さな音しか出ません。小さな福しか授からないかな?



金堂の西側の霊鐘堂には、初代の鐘が保存されています。
伝説によると、承平年間(10世紀前半)俵藤太秀郷が三上山のムカデ退治の功により、びわ湖の竜神より頂いた鐘を三井寺に寄進したと伝わります。


その後、比叡山との争いにより武蔵坊弁慶が奪って山上に引きずり上げ、撞いてみると「イノー、イノー」(イノー=帰ろう)と響いたので、弁慶が「そんなに三井寺に帰りたいのか」と谷底へ投げ捨ててしまったといいます。

現にこの鐘には引きずった跡があり、ひびが入っています。


この他にも多くの伝説を伝えるこの古鐘は、三井寺を鎮護する「霊鐘」として重要文化財に指定され、大切に保存されています。



三井寺の住所:滋賀県大津市園城寺町246
アクセス:JR琵琶湖線「大津駅」またはJR湖西線「大津京」駅から京阪バス「三井寺」下車すぐ。
       京阪石坂線「三井寺」から徒歩10分
拝観料:500円
拝観時間:8時〜17時
駐車場:普通車500円














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近江八景とは、室町時代後半から江戸時代初頭にかけて、近江国(滋賀県)にみられる優れた風景を八景選んだものです。

多くの文人・墨客に好まれ、江戸時代後半になると歌川広重の浮世絵にも描かれました。

歌川広重の浮世絵はコチラで見られます⇒大津ガイド



その一つ「唐崎の夜雨」

唐崎神社には、古くからの神木のクロマツがあります。
初代の松は天正9年(1581)の大風によって倒れたため、天正19年(1591)に大津城主・新庄直頼によって二代目の松が植えられました。
歌川広重の浮世絵「唐崎夜雨」に描かれたのはこの二代目の松です。
絵にあるように、枝がびわ湖にまで張り出している壮大な松であったと言われています。
夜雨にけむる唐崎の松は、さぞか雄大でし幻想的な美しさがあった事でしょう。



雨は降っていませんが、夕方の薄暗い時間に唐崎神社に行きました。




唐崎神社は日吉大社で摂社で、古記によると持統天皇(697年)の時代に創建されたと伝わります。





歌川広重が浮世絵に描いた二代目の松も大正10年に枯倒したため、現在は三代目の松が壮大な姿を見せてくれます。



唐崎神社はびわ湖に突き出た岬状の浜辺にあり、白砂の上に常緑の松の枝が臥龍の如く延びる姿は、今も雄大な美しさを見せてくれます。
ただ、二代目ほど枝は張っていないので、現在、びわ湖の湖上まで枝を伸ばすプロジェクトが進行中です。
それは100年計画とか・・気の長い話ですが、夢がありますね。



近江八景「唐崎の夜雨」の石標もありました。



唐崎は、万葉集に柿本人麿が詠んだのを始め、紀貫之、松尾芭蕉など数多くの古人が詩歌を残しています。

   唐崎の松は花より朧にて    松尾芭蕉





また、現在の松は樹齢200年でまだまだ樹勢はあるようですが、この歴史ある松を絶やしてはいけないと四代目の準備がされています。

去年5月、三代目の松から採取した種をまいたところ、35本の芽が出て、現在は5〜6センチほどに成長しているとか。

遠い将来に向けて、着々と取り組みがなされているのですね。



なお、金沢の兼六園にある「唐崎の松」はここから分けられたものだそうです。




唐崎神社の住所:滋賀県大津市唐崎一丁目7−1
アクセス:JR唐崎駅から徒歩15分
駐車場:神社専用駐車場はありませんが、車を停める場所はあります。














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近江八景とは、室町時代後半から江戸時代初頭にかけて、近江国(滋賀県)にみられる優れた風景を八景選んだものです。

多くの文人・墨客に好まれ、江戸時代後半になると歌川広重の浮世絵にも描かれました。

歌川広重の浮世絵はコチラで見られます⇒大津ガイド



その一つ「堅田の落雁」

歌川広重は、堅田の浮御堂と、雁が群れをなして舞い降りる様子を浮世絵に描いています。
堅田はびわ湖の南部の最狭地であり、湖水の向こうに伊吹山、長命寺山、近江富士を一望する風光明媚な土地です。
青いびわ湖と、その湖水に浮かぶ浮御堂、そして雁の群れと、遠くにのぞむ東の山々
まさに絵に描いたような美しい景色であったことでしょう。



「堅田の落雁」に描かれた浮御堂は、正式名称を「海門山満月寺」と称する禅寺で、滋賀県大津市にあります。



山門前に「名所堅田落雁」の石標が建っていました。



海門山満月寺は、平安時代後期、比叡山の恵心僧都が一千体の阿弥陀仏を安置して湖上の交通の安全と衆生済度を発願したことに始まります。

海門山満月寺本堂



湖上に突出した浮御堂は、びわ湖を航行する船の目印とされました。



境内の老松も閑寂な寺域にふさわしい、優美な姿を見せてくれます。



現在の浮御堂は昭和12年の再建で、中には「千体阿弥陀仏」が安置されています。



浮御堂から見える景色は昔と同じ東の山々、湖面の水鳥・・これはカイツブリかな?
そして堅田と守山を結ぶ琵琶湖大橋が見えます。
ただし、この日はお天気が悪かったので、イマイチの景色です(笑)






そこでお天気の良い日に撮った琵琶湖大橋の写真をお見せしましょう(笑)
これは何年か前、守山側から堅田を撮ったものです。

琵琶湖大橋左に大観覧車が写っていますが、浮御堂はさらにその左手あたりにあります。


この時、列をなして飛んでいる鳥がいました。もしかして、このシルエットは雁?


私はあまり鳥の名前に詳しくないでの、ご存知のかたがあれば教えて下さいね。



浮御堂の住所:滋賀県大津市本堅田1丁目16ー18
アクセス:JR湖西線「堅田駅」下車 江若バス「堅田出町」下車 徒歩5分(土日は浮御堂までのバスがあり)
駐車場:無料駐車場数台分あり
拝観料:300円
拝観時間:8時〜17時          












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近江八景とは、室町時代後半から江戸時代初頭にかけて、近江国(滋賀県)にみられる優れた風景を八景選んだものです。

多くの文人・墨客に好まれ、江戸時代後半になると歌川広重の浮世絵にも描かれました。

歌川広重の浮世絵はコチラで見られます⇒大津ガイド



その一つ「比良の暮雪」

比良山系の雪景色は冬の風物詩で、見る者の心を凛とさせてくれます。
ましてや暮れなずむ雪山の様子は一段と趣があったのでしょう。


でも今は、明るい菜の花に彩られた比良の雪景色が大人気です。


守山市今浜町の第一なぎさ公園で、早咲きの菜の花「カンザキハナナ」(寒咲花菜)が今、満開です。

菜の花の黄色いじゅうたんを敷き詰めた向こうに、冠雪の比良山系がそびえています。

毎年守山市の観光物産協会が、約4千平方メートルの畑に12,000本の菜の花を栽培し、写真の撮影スポットとして人気を集めています。



2013年1月16日撮影

今年は例年より開花が早く、もう満開近し・・というところでしょうか。

菜の花は、2月中旬まで見頃が続きますので、興味のある方はぜひお出かけ下さい。



場所は守山市今浜町、第一なぎさ公園・・・商業施設「ピエリ守山」近くの「アーバンリゾート」隣。
広い無料駐車場があります。
お問い合わせは守山市観光物産協会TEL077(582)1266。


 

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石山駅から歩いたハイキングも、かなり終盤になってきました。
方向オンチの私でも、瀬田駅に近づいた気配を感じます。

さて、このフツーの道路ですが、これが旧芦浦街道だそうです。



この石標がなければ、誰も気が付かないでしょう。
・・いやこの石標自体に気が付かないでしょうね。
 

芦浦といえば、隣の草津市にある地名ですが、そこには有名な芦浦観音があります。
信心深いいにしえの人々が、この道を通って参拝したのでしょうか?


でも、本当にフツーの田舎の道ですね。


そして若松神社の近くまで来た時、この石標を発見。
陶棺??


これが出土した陶棺の複製だそうです。
出土したのは全形でなく一部分だったそうですが、もっと大きなものだったとか。

もとは横穴式石室をもつ円墳だったそうですが、現在は墳丘部は削られて平坦地になっています。
金環などの金属製品や土師器、須恵器などの副葬品も出土したそうです。

いったい誰が埋葬されていたのでしょうね。
どんな人生を送り、どんな原因で亡くなったのでしょう??

そんなことを歩きながら考えていたら、もう目の前に若松神社がありました。

久保江古墳の住所:大津市大江2丁目 若松神社境内
アクセス:JR石山駅から近江バス草津行他 久保江下車3分


 

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瀬田の唐橋は、近江八景「瀬田の夕照」で知られる滋賀の名所のひとつです。

宇治川にかかる「宇治橋」、かつて淀川にかかっていた「山崎橋」と並び、日本三古橋のひとつに数えられ、古くから交通の要所として広く知られていました。


古来、東国から京の都に向かうにはこの橋を通る他はなく、「唐橋を制するものは天下を制する」と言われるように、戦乱の舞台でもありました。

古くは大友皇子と大海人皇子が戦った壬申の乱の決戦の場でありました。

平安時代末期には、木曾義仲が源範頼・義経軍に敗れ、近くの粟津の浜で討死しています。

戦国時代には、本能寺を攻めた明智光秀が安土城に向かって進撃しようとした時、それを阻止する瀬田城主の山岡景隆が橋を焼いたという逸話も残ります。

上洛の夢を果たせなかった武田信玄が「瀬田の唐橋に、我が軍旗を立てよ」と遺言したという話は有名ですが、それほどこの地は戦略上、重要な位置であったのです。


唐茶色に塗り替えられた高欄と、昔の姿をとどめる擬宝珠(ぎぼし)



瀬田の唐橋の東岸に記念碑があります。
1988年、現在の橋から80mほど下流にあるこのあたりの川底から、古代の橋脚基礎が発掘されました。
古代の土器などの遺物とともに発見されたそうで、壬申の乱の頃の橋は、ここにかかっていたのではないかとされています。



また、「急がば廻れ」ということわざがありますが、室町時代の連歌師宗長の「もののふの矢橋の舟は早くとも急がば廻れ瀬田の長橋」という歌が語源になっています。
瀬田川を渡って大津にいくのには矢橋(草津市)より舟に乗るほうが速いけれど、時には突風により出航できないことがあるので、唐橋を渡るほうが良いという意味です。

普段何気なくつかっていることわざに、こんな身近な場所が題材になっていることを初めて知りました。



ところで、昨日8月1日から、大津市の観光名所を光で彩る「夏のライトアップ」が始まっています。
瀬田川両岸から8基のLEDで照らされ、幻想的な唐橋が見られるそうです。

暑い夏は、夜の唐橋にお出かけするのもいいかも知れませんね。



瀬田の唐橋の場所:滋賀県大津市瀬田1丁目
アクセス:京阪唐橋前駅から徒歩5分
 










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